衝撃と衝動 4月某日の金曜日。 仕事が終わり、夕飯も落ち着いた22時。 私はついに、人生初となるランニング計画を実行に移した。 なぜこんな深夜帯なのか。答えは単純、リスク回避だ。 うかつに休日の昼間や夕方に走れば、近所の顔見知りに遭遇する確率は極めて高い。 もし私が、息を切らして無様な姿を晒しているところを見られたら? さらに、もしこの計画が三日坊主で終わってしまった場合、「あら山本さん、最近走ってないわね」などと噂されるのは絶対に御免だ。 それは私のちっぽけなプライドが許さない。 だからこその、闇夜に紛 ...